(パンケ橋〜ニニウ〜赤岩橋)その1


道道610号占冠穂別線は、ここパンケ橋ゲートで名前を変え、占冠中央へ行くのは道道136号夕張新得線となる。

道道136号夕張新得線は名前の通り、新得と夕張を結ぶ道道名であるが、新得と占冠の境と夕張との境の峠部位が未完成である。

夕張側は、完成していないにもかかわらず、何社かの地図では、通行できるように記載されていたりする。しかもそれが道内の地図会社だったりするので困ったものである。2002年度の現状はこちらORRの道路調査報告書

今回は、2005年9月25日、北海道観光大全の「鬼峠」さんの運転協力により道道610号占冠穂別線に続き、レポート化が実現しました。

なお、ニニウに関しては運転していただいた鬼峠さんのページを見ていただくとよくわかるかと思います。

一つ前のレポートはこちら

道道610号 占冠穂別線 北側 その一
道道610号 占冠穂別線 北側 その二

パンケ橋からニニウ方面へ(1,2,3)。

ちなみに国土地理院の地形図では、通行止の先の区間の表記は道道にもかかわらずか細い線表記である。

 



(1)道道136号、夕張方面のゲート



(2)災害により通行止



(3)パンケ橋



(4)暫く行くと崖沿いの道へ



(5)鵡川の対岸は開拓地跡



(6)つり橋


橋を渡り、左カーブを抜けると、鵡川の崖沿いの道となる(4)。
鵡川の景色は良い(5)。対岸に見えるのは、ニニウ集落の離農地で、後にキャンプ場として使用されていた。
またそそこに行くための橋は、つり橋であった(6)。しかし高速道路の建設によって撤去されてしまったとのことである。

やがて慶徳橋という小さな橋を渡るとゲートがあり、ここから舗装2車線となる(7)。この付近がニニウの集落のほぼ中心地となる。

舗装になってすぐ左手に新入小学校跡がある(8)。一時期は鵡川のラフティングの基地として利用されていたようだが、現在は何も使われていないようだ。

 



(7)慶徳橋ゲート



(8)新入小学校



(9)高速道路の工事


道路は、本来ならば殖民区画に沿って直線的に延びていたが、訪問時は、高速道路の工事のため、迂回路が出来ていた。工事の現場の先を見るとそこには占冠トンネルの入口があった(本当は見過ごして、帰路で発見したんだけどね)。

工事区間を過ぎると、道は昔の区画に沿った直線路となる(11)。

 



(10)占冠トンネル工事



(11)舗装の直線道路



(12)開拓地の廃墟



(13)雪で壊れた住宅



(14)来た方向を見る



(15)直線が終わるとダートへ


直線の区間には、夢破れし開拓農家の廃墟が眠っている(12,13,14)。私が始めてこの地を訪れてから荒廃が進んでいた。ニニウに限らず、開拓離農地は全道いたるところにあるのである。

開拓地跡を過ぎると、道は砂利道の狭路となる(15)。

 


道道136号 パンケ橋〜ニニウ〜赤岩橋 その2

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