幻の橋(タウシュベツ橋梁)へ続く道 糠平三股林道
  



 十勝平野の北に位置し、人口約5600人の上士幌町。大雪山国立公園に囲まれ、電源開発によって出来た巨大なダム湖の糠平湖の西側は国道273号、東側を糠平三股林道が通っている。今回は、後者の糠平三股林道を北側からアプローチした。

 この林道を入っていくことで、幻の橋と言われているタウシュベツ橋梁に行くことが出来る。

 国道273号を三国峠側から走って来ると、車窓の左側に士幌線の廃橋が見える。幌加の除雪ステーションを過ぎ、暫く走り丸山橋の手前に林道の入口はある(1)入口はわかり辛いよ。

 士幌線跡を跨ぎ、道がカーブでアップダウンを繰り返し(2)約2キロ走るとフラットなダートが現れる(3)。直線区間は1キロ強続き右手に開けたスペースが現れ、木々の合間から糠平湖が見える(4)。ここから分岐する道が幻の橋タウシュベツ橋梁への入口である(5)。

 ここから橋までは、現在は車、バイクは進入できない(写真は通行止前のもの6)ので、林道の開けたスペースに駐車して、約300m歩いて(7)いくと橋が現れる(9)。車で進入する不届き者がいるがそのようなことはしないように

 タウシュベツ橋梁を後にして、500mほど走るとタウシュベツ川を渡り、そこで多有珠別林道の分岐があり(8)、2002年10月現在、大雨のため道路が川の浸食によって通行できない。少し走り、カーブを曲がると送電線のため木々が無いスペースが現れ(11)、タウシュベツ橋梁を見ることが出来る(10)。

 (11)の場所に駐車して、(10)地点から湖岸に降りていくことが出来、橋まで行くことが出来る。また(4、11)の場所では、橋の写真を撮る人、釣りを楽しむ人の駐車している車が休日には何台かある。



(1)北側の入口



(2)カーブの合間の直線区間



(3)直線、フラットな区間



(4)糠平湖



(5)橋への道、歩いていく事



(6)進入できたとき撮影



(7)幻の橋はこの先にある



(8)通行できなくなった林道



(9) (7)の先から見る橋



(10) (11)地点から見る橋

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(11)送電線のため視界が開ける



(12)前を走るバイク



(13)湖の縁を走る

 タウシュベツ橋梁は老朽化、ならびに水没の繰り返しによって、いつ壊れてもおかしくない状態なので現、在は渡ることが出来ないので渡らないように(9の場所からは橋を渡って対岸に行かないこと)。

 道はフラットなダートが続き(12)、湖に沿って走る(13)。糠平湖にそそぐ川の部分では川幅の狭くなる部分まで道は大きく捻じ曲げられており、それを何回か繰り返すのでブラインドコーナーが多い。

 そして終点に近づくにつれ、ダム湖の縁を走る部分は岩場にへばりつくように道があるので、落石もあったりする(14)。それにあわせ道幅も狭く対向車と絶対にすれ違えない場所もある(15)。路肩は…(16)、一歩間違えると大変なことになるね〜。カーブを曲がりドキドキビクビクしながら(17)走るとダムの堰堤が見えてくるとそこが終点である(18、19)。こちらから進入すれば最初は遠くに大雪の山々が見える。

走行距離約15キロ。

路面★★★★☆
景色★★★★☆
2002年夏秋走行



(14)落石もあるので注意が必要



(15)崖に沿い、道幅も狭い



(16)あまり下を見たくない…



(17)道は崖沿いに続く



(18)ダムの堰堤が近くなる



(19)ダム堰堤側の入口

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 幻の橋(タウシュベツ橋梁)へ続く道(糠平三股林道) (2002年走行時)


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