石炭の歴史村 アドベンチャーファミリー(遊園地)等その他の施設
基本的に2006年10月訪問時の写真。入口側からまとめた。

 


旧夕張駅 石炭の歴史村観光


北炭夕張炭鉱総合ボイラー煙突



廃車になった消防車、救急車、除雪車

旧夕張駅
現在の夕張駅は2キロ手前の夕張市街にある。ここは、かつて夕張炭鉱の中心地、その跡に、石炭の歴史村が出来、線路があった広大な平地の敷地は石炭の歴史村の巨大な駐車場となっている。
この建物は、「石炭の歴史村観光」の事務所として使われていたが、道道の付け替えのため取り壊しとなり現存しない。


北炭夕張炭鉱総合ボイラー煙突
だだっ広い、駐車場の一角に残る煙突に、石炭の歴史村 と書かれている。かつての炭鉱設備を利用した広告塔となっている。煙突の奥には、炭鉱のズリ山。産業遺産だったりするのだ。
2012年現在は、青色から臙脂色になり、夕張希望の丘 となっているが、花畑牧場が撤退した今となっては…。


大駐車場
大駐車場に車が満車になったということはあったのだろうか?石炭の歴史村には駐車場が3カ所もあり、かつこの地において有料で、人員配置されていたわけだから、そのあたりの経営感覚がわからない代表施設でもあった。駐車料金払ってさらに、入場料をさらに払う。ん〜東京じゃないのだから…。
他の駐車場合わせて2400台とめれるとのこと。これだけの車両をとめれる施設はなかなかない。

一角には、廃車になった消防車や救急車などが屋根の中に並んでいたが、2012年現在は処分され、この屋根は解体され残骸が同場所に放置されていた。。
その一角には川炭コークス場跡がある。

イベント館(アラモ館)
駐車場にはイベント館があった様子、記憶無し。写真も無し。


歓迎ハウス エルドラド


総合券売所、後ろにロボット大科学館


マスコットキャラ「ゆうちゃん」と顔ハメ
  
歓迎ハウス エルドラド
訪問時は、シャッターは半分閉まっていた状態。無料休憩所 となっていたが、休憩する人はいなかったと思われる。入口に使われているかわからない自販機とガチャガチャがあった。灯りもついておらず、空いていた変わらない施設で、近くまではいかず内部調査せず。
名前がエルドラド…石炭を掘った先にエルドラドがあったのでしょうか?
2012年現在建物は現存。


総合券売所
券売ブースは4つ窓口。訪問時は2つ開いていた(笑)。コインロッカーもあり、ベビーカーの貸出もしていた。
入館料が細かく設定されているのもわかりにくかった。
ここでは、見学施設ごとに入館料があったが、建物系施設9つの見学パスポート2000円こども1400円、郷愁の丘3館パスポート1000円こども500円、9施設すべての見学と遊園地乗り放題の総合パスポート3000円こどもは2200円。子供が半額ではないのが意味不明。
ちなみに、遊園地パスポート1800円こどもは1500円、ローラーリュージュ乗り放題券1500円こども1300円、、遊園地乗り物回数券2000円バラ1枚220円だがこちらは遊園地券売所にて販売。


ゆうちゃん像
石炭の歴史村マスコットキャラクター
顔ハメは、ゆうちゃんと夕張メロン。
像の横は、坑口に見立てた煉瓦のトンネルで高架橋をくぐる。
 
 

物産館
 

味のコーナーハイロード
 


物産館と味のコーナーハイロード
正面入り口から入って通る最初の施設。訪問時、素通りしてしまったが、ほとんどの人が私のように素通りしてしまうのでは?
物産館は入口だけはシャッターが閉まっていなかったので営業していた可能性もあるが定かではない。味のコーナーは、写真を拡大してみたところ、写真右奥の2件は店舗内に灯りが見えたのでそこだけ営業していた可能性はあるが、やっているのだかやっていないのか、そもそもここを歩く人がいないので、やっていたとして売り上げは…?。雨も混じった寒い秋の日に、外で食べる人はいなかったであろう。


水上レストラン望郷
名前の通り、人工池のほとりにレストランがある。パンフには「落ち着いた雰囲気で豊富なメニューをどうぞ」と書かれているが、そんなに豊富だったのだろうか?「石炭ど〜ん」700円という名物料理があった130人収容のセルフサービスのレストラン。美しい水面を眺めながらの食事はちょっとした贅沢気分だったそう…。


くりーむハウス
写真なし。ソフトクリームの専門店。記憶無。スペシャル夕張メロンソフト、夕張メロンソフトクリームに夕張メロンのジャンボポッキーが付いたものが名物。ただし数量限定販売だった。限定にするほど人気があったかは定かではない。


  
 

水上レストラン「望郷」


軽便鉄道の駅(駅名は”駅”) 


左奥は、世界の動物館
  
軽便鉄道
レストラン「望郷」前から、アドベンチャーファミリー前までSLっぽい乗物が通っている。大人も子どもも、運賃は200円。乗車時間は約5分。途中車庫を兼ねたトンネルもある。
駅には駅名がなく、「駅」とだけ書かれているのが寂しい。



夢の噴水


しあわせの滝 


石炭とメタセコイヤ 


夢の噴水/しあわせの滝
石炭博物館近くにあるが、水は循環していなかった。ネーミングだけであまり夢だの幸せを感じられない施設であったようだが、いったいどのくらい稼働していたのだろうか?

石炭の塊もその辺に無造作に展示。
 

グリーン大劇場ではボウケンジャーショー


 ローズガーデン入口
 

遊園地方面を望む
  
グリーン大劇場
テント型の劇場。訪問した年はボウケンジャー オリジナルライブショーが北海道の短い夏休みの間に行われていたようだ。
稼働率と集客率はどの程度のものだったのであろうか?

ローズガーデン
開花期は6月下旬から9月下旬までで、見ごろは7月中旬。2万2千本のバラが咲く美しい庭園、2ヘクタールの敷地を埋め尽くす、甘い香りを満喫しながらのんびり歩きませんか、と謳っているが、ネットで見る限りは草ぼうぼうであったり、花がないなど手入れは行われていないのが現状のようだった。複数のバラを手入れするのは難しにもかかわらず、バラを植えればバラ園という発想のもと造られたと思われる。
花とシネマのドリームランドとかぶる施設だが、どちらも手入れは…。


いこいの谷
いこいの谷にはクジラ型の遊具、トラや、シカ、ライオン、ウサギの遊具(と呼んでいいのか?)、テーブルがある。ここでお弁当を家族で食べる?という設定のもと造られたのかどうかは定かではない。
 

軽便鉄道の中間駅?、奥はトンネル


いこいの谷? 小公園


アドベンチャーファミリー入口 
 

アドベンチャーファミリー案内図


楽しい 遊園地
 

ジェットコースターは運行休止状態

アドベンチャーファミリー
「壮大なスケールで贈るおもしろ遊園地」、そんな触込み。
入場ゲートがあったことを考えると、開園当時は、入園料も徴収していた可能性がある(1994年資料では徴収なし)。
メリーゴーランド、ジェットコースター、サイクルモノレール、エアファイター、ループコースター(アトミックコースター)、グレイトポセイドン、チェーンタワー、スーパースイング、大観覧車、お化け屋敷、大食堂、アドベンチャーフォールとウォーターチューブスライダー(プール施設)、バッテリーカー、ゴーカートがあるが、すべてが稼働していたわけではない。食事処としてファーストフードゆうちゃん、そば処もあったが…。
大食堂では黒ダイヤゼリーが食べられる。お土産用に石炭の歴史村内のみで販売されているようだ。
ぐるっと園内を見て回らなかったことが悔やまれる。
冬季11月1日から4月28日までは冬季休業。そう考えると稼働率はすこぶる悪いのである。
  
 

2006年 観覧車奥がローラーリュージュ


遊園地を望む2012年 
ローラーリュージュ
日本最大規模、全長1132m、体感スピード時速100km以上!!、という触込み。
リフトで山頂まで上がり、曲がりくねったコースをエンジンなしのカートでスピードコントロールしながらテクニックに応じて下ってくるスポーツ。

年間7万2千人が利用するという試算で6億円費やして造るが、ピークの2000年度で4万7千人の利用があったが、2005年には2万5千人まで落ち込み、2006年夏限りで廃止された。

6年間の間に多くの遊園地の施設は解体撤去された。  鉄くずとなったのか、隣国に中古遊具として売却されたのかはわからない。





(石炭の歴史村)SL館

石炭の歴史村の遊園地エリア、開園当初の遊園地入口から入っていくと一番最初に現れる施設。
巨大なSLの外観(D51101)が特徴である。

館内に入ると、改札があり、展示施設へ。
壁には、SLの歴史が書かれている。
その中央には石炭の輸送と書かれたHOゲージのレイアウトジオラマ。SLの扇型車庫や石炭のホッパーなどの模型があるが、本線上にはなぜだか3両編成の0系新幹線と、フランスのTGVが走っていた。
その周りには、夕張にあった石炭輸送をしていた写真やHOゲージの車両が並んでいる。ジオラマの奥には、三菱石炭鉱業大夕張鉄道線で使われていた備品等の展示がある。


巨大SLの建物


改札横を通って展示スペースへ


HOゲージのレイアウトジオラマ


寄贈された扇型車庫とSL


三菱大夕張鉄道関連の展示


大夕張鉄道のSL
 
そして館内には、夕張で走っていたSL三菱大夕張鉄道4号機、夕張鉄道14号機が保存されている。保存されているが、14号機は傾いているため、今後も倒れていく可能性が高いということのようだ。後者には客車ナハニフ151が連結されている。その客車の人形がいい味を出しているのだ。


夕張鉄道14号機は傾いている


シュールな女学生の後ろはやんちゃ少年


どことなく陰のある女性も乗車している

これらの展示物のうち、産炭地夕張の歴史を残すためにもこれらのSLや鉄道関連の遺産は後世に残していってほしいところだが、残念ながら、このSL館は、夕張の財政破綻後閉館されており展示は特別な場合を除き見ることはできない。今のところ三菱大夕張鉄道保存会が企画の「夕張・SL館雪おろしツアー」に参加することで特別見学ができる。

閉鎖間際の2006年10月訪問






戻る