脱ぷ室・収穫室 Threshing,Hulling&Cleaning
Room 明治44(1911)年に現在地に1880年代建築された作業室を移設して脱ぷ室と収穫室に仕上げた。大正2(1913)年に札幌軟石造りのスチームエンジンの動力室(上写真)を増築、昭和47年に修復工事を行った。 1棟を2つに分けた収穫室と脱ぷ室は収穫室のみ2階建にして穀物庫と連結している。脱ぷ室は、麦等の穀物類の脱穀、選別作業などを行う機械作業場で、脱ぷ室の「ぷ」は、禾と孚をあわせた常用漢字外の文字で穀物の外皮や籾殻を言うから、脱ぷ室は籾摺り部屋である。収穫室は、秤量や袋詰、種子選別等を行う部屋で、精選にしたがって1階から2階へと移動させた。
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