東十勝地方、新得町屈足から十勝川最上流部まで、かつて森林鉄道が延びていた。
戦後の昭和25年に着工され、同27年に幹線区間48キロが完成。昭和33年までに支線を延長し、総延長約70キロまで達したが、自動車輸送に切替り、昭和41年には全面撤去された。(参照図書:鉄道廃線跡を歩く9)
今回は、この森林鉄道の廃線跡をレポートする。2007年6月訪問
屈足の中心からやや離れた場所に、かつての北海道拓殖鉄道の屈足駅があり、その北部に十勝上川森林鉄道の起点となる貯木場が広がっていた(1)。
現在この地点では、畑と貯木場となっている。また、すぐそばには、森林鉄道関連施設であったであろう施設が残っている(2、3)。 |