尻羽岬を望む絶景

 苫多:アイヌ語のトマタロ(エンゴサクを掘る場所)から名づけられた。現在のJR、上尾幌、尾幌、門静のエリアが旧苫多村である。
 現在は厚岸町の一部の海岸線この地名が残る。かつて海岸線は砂浜であったが、侵食により昔と今では海岸線の形が異なり、漁業形態も変わった。この影響によって、海岸線の住人の転居も多かったようだ。


 苫多海岸は、厚岸道立自然公園の景勝地であるが、紹介しているガイドは無いに等しい。ってことで、どんな場所なのか走ってみた。

 尾幌側から進入した(1)。2車線道路に1.5車線の分岐(2)が現れ曲がる(2車線の道をまっすぐ行き過ぎると農家に突き当たって道は終わる)。
 (2)の白い看板は、一般の人はほっき、つぶ等を採っちゃダメ、みたいなことが書いてある。狭い上り坂(3)を登りきると、正面に綺麗な海が現れる(4)。写真正面の島は大黒島。
 突然目の前に現れた海の色に、綺麗で思わず感嘆「わ〜お!!」と出てしまう景色。

 海岸線の道は、断崖の海岸線の高台を進み、海辺を進むまないので眺望が素晴らしく、難読地名の続く釧路町の尻羽岬〜大黒島〜厚岸半島のダイナミックなパノラマを見ながら走ることが出来る。

 道は入組んだ海岸線を走るため、アップダウン、曲がりくねった道(5〜10)であるが、舗装されているので快適な道である。道路沿いには民家も点在しているが、この道から海岸線や小さい港に降りる側道にも建物が見られた。

 入口より3キロ地点の見晴らしの利く場所には(9)、厚岸観光十景、北海のパノラマ、北海道 厚岸道立自然公園と書かれた案内板がある。ただし駐車場は無い。

 海岸線の道は4キロ程で終わり(11、12)、道は太くなって海岸線から離れる(旧道らしき道は海岸線に続いているよう)。


路面★☆☆☆☆
景色★★★★★

2005年4月30日訪問



(1)尾幌(沖万別)側から走行



(2) 苫多海岸線の道の分岐



(3)1.5車線の舗装路の坂道



(4)坂を上りきると青い海!!



(5)ブラインドコーナーたくさん



(6)海岸線を進む



(7)曲がりくねった道



(8)海の向こうは厚岸市街



(9)素晴らしい景色



(10) 道路沿いに民家が点在



(11)道路が広くなり内陸へ



(12) 11の反対側の景色


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