SKYLINE対決?
 (エトンビ山スカイラインとイルムケップスカイライン)


イルムケップスカイライン


 エトンビ山スカイラインに引き続き、イルムケップスカイラインだよ。
 2002年10月26日、このサイトで仲良くしてもらっている「え」さんと共に深川の秘境であるイルムケップスカイラインをドライブをした様子です。実は9月に「え」さんのスポーツカーでトライしようとしたらあまりに道が悪く僕の車で再アタックすることになったのである。「え」さんのサイトを見ていただいたほうが、写真がたくさんあります。( ´ω`)。

 国道12号、深川市豊泉の廃ホテル付近の側道に入って2回左右に曲がり、高速道路をくぐり、砂利採掘会社を通り、休業中沖利河温泉方面へ向かう。この温泉の目の前(1)がイルムケップスカイラインの入口である。
 入口には最近整備されたと思われる案内板があり、「イルムケップスカイライン豊泉入口 沖里河山山頂まで4.8Km」(2)と記されていた。
 いきなり急坂で始まり、600m進むと分岐が現れる(3)。スカイラインは左折だが、右の道のほうが立派だった。この辺りから道が荒れており、路面は段差が酷く、(4)のように段差がある。また、路面には大きな石が露出しており、かなり凸凹が強い(5)。



(1)休業中の沖里河温泉「鳩乃湯」



(2)スカイライン豊泉入口



(3)分岐



(4) (3)から300m地点
 



(5)凹凸が酷い



(6)勾配はややきつい



(7) (6)の場所からの景色
 始点から2.5km付近になると、左手には深川盆地の絶景が広がる(7)。また、エトンビ山スカイラインと比較すると、勾配はこちらのほうがきついのである(6)(8)。
 さらに600m進むと山の尾根に出るが(9)、すぐ山道になる。ここから1.4km進むと(10)、山頂に行く道と、下る道が現れる。山頂方向に300m進むと駐車場がある(11)。



(8)勾配、路面共にハード



(9)白樺の道を行く
 



(10)山頂への分岐点



(11)先客がいました



(12)沖里河山山頂は絶景



(13)山頂から登山道が続く(左側)



(14)山頂付近から東側



(15)尾根の道を戻る
 駐車場に着くと、先客がいて一瞬ビックリしたけれども、考えてみりゃここは観光道路イルムケップスカイラインだから当然って言えば当然なの。観光道路…。本当に…?。こんなに道悪くて狭くて…。山頂までの分岐は写真で示した(3)と(10)しかなく、山頂にテレビのアンテナもなく、途中木材の搬出をした形跡も無く、植林もされていないので、この道は林道としての整備ではなく本当に、観光道路として計画されたのではないだろうか?
 (11)の三角のテッペンが沖里河山頂で、ここまでは最近整備された何故かウッドチップの道を歩き、跡は枕木を使った高さが不均一な階段を上っていく。山頂に登ると標高802mから360度の大パノラマが広がり、これがまた素晴らしいのよ。曇りでどんよりしていたけれども、これが晴れているのを想像するとも〜、たまりませんな。山頂からは尾根伝いに登山道があり、「無名山1.2km・豊泉4.3km」と表記された案内板があった。ちなみに走ってきた道路は豊泉まで(から)4.8kmね。それから写真じゃ見難いけれども、冠雪した十勝の山々が見えた(14)。これまた、晴れていたり、夕方などは山が綺麗に見えるだろう。
 そして、大変満足して今度は山を下るである(15)。



(16) (10)の下へ向かう道



(17)リフトの終点



(18)スキー場のコースを渡る



(19)下りも路面が悪い



(20)かなり下った



(21)分岐
 先ほどの分岐に戻り(10)、右に曲がると建物が木々の隙間から見える(写真の道の右上に見える白い部分)(16)。近づくとそれは深川スキー場のリフトの終点であった(17)。この先はスキーのリフトのロープを5回?くぐりながら下って行くことになる。と同時にスキーコースも横切るのである(18)。ということで、下りの道はスキー場の麓からこのリフトの終点までいく道なのである。
 途中の道は上り同様悪く(19)、こちらでは2回くらい車の底を擦って「うぅ〜ん」って感じだけれども、スキーコースを横切る度に木々が無いので視界が開け、景色を楽しみながら下れた(20)。写真はないが、途中
深川西高校同窓会林と書かれた案内板があった。
 
 頂上から、3.5Km下ってきたところにスキー場のコースに続く分岐があり(21)、さらに600m下ると壊れたゲートに大きく矢印の書かれた案内板がある(22)。ここから上がヘアピンカーブの連続なので、もしこの道を登ってくるのであればこの案内板が指標となるのかな?。
 ここからは、植林された森の中を走り(23)、森を抜けると山頂から5.1Kmに案内板が現れる(24)。そしてスキーリフトの始点に行く悪い昔の道と、道道79号に向かう新しい道が分かれ、道なりの新しい道を進み、急勾配を上ると道道にでる(25)。
 こちらの入口には、「音江連山登山コース イルムケップスカイライン 入口」と書かれ、豊泉側とは異なり、こちらの入口の地名(音江)は書かれていない。
 このドライブ一週間後、沖里河山に雪が積った。



(22)最後のリフトロープをくぐる



(23)森の中の道



(24)案内板



(25) 終点(音江側入口)
 ちなみに、イルムケップ山(865m)は赤平と芦別の境にあり、イルムケップ山は深川からではなく、芦別市から登山するのが普通である。沖里河山頂の登山コースにイルムケップ山についての名前は書かれていなかったしね。ってことで、イルムケップスカイラインという名前じゃなくて、オキリカワスカイラインって名前のほうが正しそう…。当初の計画ではイルムケップ山まで道を伸ばす予定だったのかな〜。

路面★★★★☆
景色★★★★★     2002年10月下旬走行

 エトンビ山スカイラインとイルムケップスカイラインを対決させると、どちらも景色は良いのだが、山頂に登って見る景色はエトンビの展望台から見る景色より素晴らしいので後者に軍配が上がるかな。よってイルムケップスカイラインの勝ち〜。

おまけ

深川市稲田の集落旭川寄りの国道12号沿いある交通安全を呼びかける年代物の逸品。
近くで見るとわざわざ国道から見やすいように金属の枠組みがされているので、廃車体を使ったとしても結構お金がかかっているかもね…。
  

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