落石無線電信局 明治41年に、北米航路を通る船が北海道、東北沖での航行の安全をはかるためにこの無線局は設けられた。ドイツ飛行船ツェペリン伯号の世界一周旅行、リンドバーグの太平洋横断の際交信をしたり、北洋漁業の操業に活躍したが、昭和34年に根室市内に業務が移されて役目を果たした。 根室市落石の市街から陸繋島になっている台地へと続く道を登っていくと荒地が広がっている。車両乗り入れ禁止箇所まで行くとそこから200Mくらいの場所にこのコンクリートの建物がある。無線の塔が建ってたと思われたくぼ地が左写真の建物の手前のに見られた。また建物の鉄扉が開いていたので中を見た写真は右上である。誰かがこの建物を買い取ったらしく、入口の上にはRとIを組み合わせたマークがついていた。ここからさらに進むと落石灯台がある。
2001年10月訪問
記念碑と電信局
遊歩道の先には落石灯台
国後島海底ケーブル通信所
根室市ハッタリ川河口には、明治33年?に作られたコンクリート施設が残る。
これは、ここ根室から、海峡をはさんだ島国後島のケムライ岬まで約30キロの海底ケーブルが敷設された際の通信施設である。
戦後、国後はソ連に侵入されケーブルは切断された。
この建物の前には門柱も残っているが、建物自体を保存していたとは言い難く、漁業倉庫?として使用されているようである。
通信ケーブルの一部(約1,500m)が、ホタテ漁船によって引き揚げられ、市郷土資料保存センターと北方館に保管されている。
2005年5月訪問