カネダイ大野商店

「人と自然が輝く清流と健康のまち」むかわ。そのむかわ(鵡川)の特産物であるのはししゃも。平成7年7月に「町魚」にも制定されたししゃも(柳葉魚)。むかわの市街にはシシャモを販売している店が何店舗かあるが、そのうち1番大きい店がここカネダイ大野商店である。

本州をはじめとするスーパーで並んでいるシシャモ(樺太シシャモという風な名前のカペリンという魚)は、表記がシシャモとなっているものも多く、一般的にこちらの偽シシャモの存在しか知らず、本物のシシャモの存在さえ知らない人が大多数だということが残念なことである。
偽シシャモとは違う、本物のシシャモは、味も触感も全く違うもので、間違えた認識を持っている人がlここを見ているとすれば、ぜひ本物を食べてもらいたいと筆者は強く思うのである。

シシャモの漁期は10月から11月で、その頃の週末はむかわの商店や飲食店はシシャモ料理を目当てに混雑するのである。大野商店もその混雑する店である。

販売店でありながら、外に干してあるシシャモを購入すると、店内のホットプレートで焼きながら食べることが出来きる。また、珍しいシシャモ寿司を味わうことができる。休日はどちらも食べ物にありつくまではかなり待たされるのである。

店内では、シシャモの加工品なども売られている。漁が始まってすぐにお店に行った2008年は、メスはまだ卵が小さいのでメスを食すには10月末から11月がよいとアドバイスがあった。身を味わうにはオスがよく、メスオスともにサイズによって価格が異なる。

訪問日2006年11月休日、2008年10月平日



混雑する店の前(2006年)



店の前にはシシャモ(2008年)



混雑する店の中(2006年)



ホットプレートでシシャモを焼く



シシャモのお寿司



社長の馬の紹介





北の誉酒泉館

北の一大観光都市小樽。北海道を代表する酒造メーカー「北の誉」はこの地で現在に至るまで酒を造っている。南小樽駅から歩いて20分くらいのところに酒造りミュージアム「酒泉館」はある。

館内に入ると、北の誉の酒造りの工程のジオラマや、かつて酒造りに使った道具や樽など、そして昭和20年代の北の誉のポスターが展示してある。中でもジオラマは凄く精巧にできており、幾人もの人の手が加わって酒が造られていたことがわかるのだ。

また、館内のスタッフにお願いすると酒蔵も見学することができる。
酒の貯蔵されたタンクを進むと、奥には酒作る道具が並んでおり、スタッフの方が、その道具はどういうものなのかということを詳しく説明してくれるのだ。訪問した季節は7月であったため酒造りは行われていなかったが、シーズンいけば酒造りの過程がより解るであろう。



また、販売コーナーでは、北の誉の銘柄各種を試飲できる。
車で訪問するのが楽な場所なのだろうが、徒歩での訪問であったので、スタッフに勧められるがままに美味しいお酒を試飲させてもらうのだが、高い酒はやはり美味しいのであった。

たくさん試飲させてもらったにもかかわらず、この後も徒歩での移動があったので買うと重くなるので申し訳ないとおもいつつ購入もせず、ほろ酔い加減で、外に出たのであった。北の誉万歳!。

2008年7月訪問


昔の酒造りの様子のジオラマ


酒蔵に並ぶタンク


全種類勧められた楽しい試飲




昆布館

道南の屈指の景勝地大沼がある七飯町。昆布館は函館方面から大沼に抜けるトンネルの手前に存在している。

ここはヤマトタカハシという昆布メーカーが経営しており、入場料は無料だ。中に入ると、ドーム状の画面に流氷や昆布漁の臨場感のある映像が映し出される。
ちょっとした映画だが、画面が大きすぎて見ていて気持ち悪くなる(訪問時寝不足)。昆布ミュージアムでは昆布の科学や人との繋がりや歴史を展示説明している。そこには昆布から出来た紙のスピーカーがある。売店ではたくさんの種類の昆布加工品が売られている。もちろん試食も出来る。さらに、昆布ファクトリーでは、とろろ、おぼろ昆布の製造過程を見ることが出来る。ここは美味しく、楽しめるヘルシースポットなのである。

2002年11月訪問



かなり大きな建物だ



何をイメージしているのでしょう?



昆布スピーカー



昆布ファクトリー(休みでした)





北欧館 パンの博物館

札幌市西区国道旧5号線の発寒川のほとりに、大きな瀟洒な建物がある。
これは、札幌市を中心としたパンのチェーン店「北欧」の本店である。

私が高校生の時、当時の「北欧」の総本店は、この地ではなく西区八軒の琴似本通りに面したところにあった。
学校の帰りの時間頃、帰る方向から黒い煙が天にのぼっているのが見え、自転車で行ってみると、残念なことに、それはパンの北欧が火事で全焼し消火し終わったところだった。

私の住んでいた地域の大きなパン屋の火事ということで、20年以上前の話だがパンの焼ける良い匂いじゃない焦げ臭い火事の匂いを覚えている。
その後、しばらくして北欧は、後ろに三角山そしてすぐ脇に発寒川という、とても現在のロケーションの良いこの地に移ったのである。

北欧本店では、パンの販売はもちろん、大型のパン工場の他、2?3階にはパンのランチバイキング(ランチバイキングは以前は平日も行われていたが、現在は土日限定となっている)を食べることが出来る。
そしてここには、日本で初めてのパンの博物館がある。

呼び鈴を押し、スタッフを呼び入場券を購入し、博物館内へ。



周りの景色に溶け込む「北欧館」



パン売り場



2階の博物館

 
博物館内は、北欧地方でのパン文化歴史を紹介する精巧なレプリカ模型、スカンジナビアの妖精である赤い帽子をかぶったトムテが、パンを作る過程を模型で示している。

エジプト時代のパンの話や、パンの歴史に関するパネル展示、昔のパンを作る道具が展示してあり、いろいろな形の各国のパン、古代のパン模型も展示してある。こんなパンもあるんだな〜と思うのだが、その詳しく書かれた説明書きをすべて読むには相当な時間がかかってしまう。

そして博物館中央に鎮座してい一番目立つものとして、オーセベル船のレプリカがある。
オーセベル船は1904年に発掘された埋葬船である。船体の中央には2体の女性の遺体が安置され、貴重な埋蔵品も見つかったという代物。ここでは大きさは1/2にして展示している。棺とした船で、裕福なバイキングは死ぬとバイキング船に葬られたそうで、埋葬物には、パンの粉や大きなこね鉢もあった等の説明書きがあった。

このオーセベル船は、あまりパンとは関係ないような気もするが(大いに関係しているとしたらこの記述は申し訳ない)、この博物館を演出するには必要なものなのだろう。ただ、この舟の上には、トナカイ?ヘラジカのはく製が有るのだが、これには違和感を感じてしまうのであった。







 
博物館の他、パン工場も一部見学できるようになっている。

2006年10月訪問




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