童心館 (神恵内村日本郷土玩具館) 積丹半島の東側にある神恵内村。神恵内村の中心集落から 北上した静かな珊内の集落の高台に旧珊内小中学校の校舎を利用した、日本全国の郷土玩具を一堂に集めた童心館、またの名は、神恵内村日本郷土玩具館がある。童心館という名前よりも、日本郷土玩具館という名前で地図やカーナビに表記されているこの施設を、2011年6月に訪問。 正直、土地柄的に北海道の観光ルートからも外れるところにあるので、行く機会を探っていたのですが、やっと行くことができました。 学校跡を示す階段、そして校門が残された建物に入ると、館長さんが出迎えてくれた。 入場料を払い、館長さんの案内の下、1階の玩具展示室を見る。 比較的北海道から近い、東北地方の玩具が全体でもやや多いものの、全国の土人形、こけし、だるま、張子の虎、お面など、各地域で似ているものもあれば、形もまったく違うものなど、見ていて心が何故だかほっとして、どこか懐かしいような展示物が常設展示で約2300点もあるのだ。古いものでは江戸時代の頃のものもあるとか言ったような…。 |
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旧珊内小中学校の校舎を利用している |
日本全国の郷土玩具を展示 |
各地域ごと、人形ごとに展示 |
二階は凧の展示、海外のものもある |
見せ方もきれい |
今では見かけない北海道民芸品も |
2階に上がると、たくさんの凧が展示してある。常設で400点近くあるが、もっと沢山所有しているとのことで、写真にはないが、津軽の有名な凧の絵師の美しい大きな飾り凧が目を引いた。天井に吊るしてあるムカデ凧は、日本のものではありませんでした。 ここも、館長さんの詳しい案内が続きます。そして展示物を外してもっとよく見せてもらえます。 凧のエリアを過ぎると、北海道の民芸工芸品が展示してある。今でも土産物店に行けば売られているようなものから、現在では見かけないようなものまで多数展示してある。 一番最後に見せてもらった、工芸品の展示室では、こけしや張子の虎など一部手に取って見ることができる。 名前の通り、童心に戻れる故郷のような場所でした。 2011年6月訪問 |
当麻鍾乳洞 真っ黒でジャンボサイズの甘くて美味しい「でんすけすいか」の産地の当麻町。ここには昭和32年に発見された北海道を代表する鍾乳洞がある。全長135m(高さ7〜8m)とそう長いわけではないが、鍾乳石に不純物が少ない結晶度が極めてよい状態のところだそうだ。 入場料を払い当麻の守り神、蟠龍伝説の2頭の龍の壁画が書かれている鍾乳洞の出入口から中に入る。 順路が決められており、幅の狭い急な階段を下りていく。一部頭をぶつけそうな狭いところもあるが、中は一部広いところもある。パイプ状の鐘入管や、石筍、石柱などがライトアップされ神秘的な世界を作り上げている。 鍾乳洞外の駐車場と売店の間には鍾乳洞が出来たジュラ紀に活動していた恐竜のハリボテが何体かある。 2002年10月訪問 |
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特徴的な鍾乳洞入り口 |
狭い階段がある。 |
石筍がたくさん |
十勝岳火山砂防情報センター VOLGA 北海道の中心部にある「丘のまちびえい」で観光、農業に力を入れている十勝岳連峰に抱かれた町美瑛。 十勝岳の麓にある白金温泉からブルーリバー橋を渡り、長い長い階段を渡るとそこには十勝岳の火山泥流の発生を監視するために造られた十勝岳火山砂防情報センターがある。橋と長い階段は、十勝岳が大噴火した際の白金温泉からの避難路である。ふだん車で来る場合は白金模範牧場からアプローチすることが出来る。 館内では、泥流発生を防ぐ砂防ダムの仕組がわかる装置があり、とてもわかりやすく何回もボタンを押してやってしまった。また、、アトラクションテレビゲーム、記録に残っている5回の十勝岳噴火に関する情報や全国の火山に関する情報、大型スクリーンによる十勝岳の噴火を3D映像と振動する椅子によって体感できる。 もてあまし気味の施設であるが、万が一の噴火の際には有効に利用されることを願いたい。 2005年5月訪問 |
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建物 |
もてあまし気味の展示室。 |
リアルに再現された観測風景 |
徳川城 虹の映える町赤平、平成6年最後の炭鉱が閉山してしまったが、過去には石炭の産出で栄えた町である。滝川方面から国道38号線を走ってくると、市街に入る旧道と市街を走る新道の分岐点に日本の城が現れる。北の大地では、過去の歴史から考えられないお城である。この城は人形製造メーカー徳川で、雛人形や五月人形などを製造販売している。場内撮影禁止のため、コメントのみの紹介になる。 城は六の階まであり、2基のエレベーターで一気に六の階まで上がれ、天守閣から赤平市街が展望できる。また古い煙草、記念切手が展示してあるが、日光に当たって色褪せている。五の階には、山本勘助、武田信玄、豊臣秀吉など、徳川家には関係ない鎧のレプリカ(徳川家康のもある)が展示してある。四の階はレストランと表記されているが…店員がいなく何を食べることが出来たのだろう。三の階は訪問時は閉鎖されていたが人形の展示販売をしているみたいだ。二の階には雛人形が展示してあった。一の階ではお土産が販売され、人形工房では実際に人形を製作している(行ったときはしていなかった)。 このお城は、平成14年で開城10周年を迎えた。 2002年10月訪問、写真は7月のもの 現在落城 |
空知川の河岸段丘にそびえ建つ徳川城 |
苫前羆事件跡 (三毛別羆事件跡) 小樽から稚内までのオロロンラインのほぼ中間の苫前町は風力発電で有名であるが、その昔、ここでは世界の獣害史上最大の惨事が発生した。事件は大正4年12月9,10日、苫前町古丹別から約15キロ山間に入った15戸の開拓集落三毛別では、冬眠を逸したヒグマが凶暴性を発揮し10人を殺傷した。6日後ようやく射殺されたが、急に重い雲が発ちこめ雪嵐になった(羆嵐)。 この過去の悲しい事件にもかかわらず、現在三毛別まで通じる道道は、苫前ベアーロードと名づけられ、苫前町のカントリーサインは可愛い熊の親子が描かれている。 当時の状況を再現した事件跡地は、人里離れたところにひっそり存在している。ここでは、実際よりは大きい羆が当時の開拓小屋を襲っている人形がインパクトある。また道道の途中の三渓神社には、羆事件の慰霊碑があるのでこちらも訪問していただきたい。 2002年5月訪問 |
ベアーロードにある河川名板 ぐるっと周っても5分かからない |
巨大な羆。下半身は棒1本 案内図では広さを感じるが実際は狭い |
とまりん館 積丹半島の南西部に位置する泊村には、北海道初の原子力発電所が平成元年に稼動しはじめた。平成3年に原子力発電所に親しみをもってもらうためとまりん館が完成した。 内部は、マジックビジョンや模型、パネルによって楽しみながら原子力発電について知ることが出来、この手の施設にある科学展示、泊村を中心とした積丹の鰊御殿や埋蔵文化財、写真パネル地域展示物もありさらに、温水プールもある。 ここから泊発電所構内へ、希望者はシャトルバスに乗っていくことが出来る。でも近づいて終了みたい。 2002年11月訪問 |
とまりん館とシャトルバス |
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泊原発所キャラクター「とまりん」 |
原子力展示スペースまでの廊下 |
科学展示スペースと修学旅行生 |
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