かに神社(蟹供養)


交通の要所である長万部は、かに飯で有名でもある。
JR函館本線、国道5号線を通るたびに車窓から見え、ずっと気になっていた「かに神社」に訪問してみた。

ここは長万部市場という名のドライブイン(全国チェーン店だった)の一角に存在している。

昭和48年に蟹を茹でていたらなにか鳴く(泣く?)ような声が聞こえ1匹の蟹が涙を流しているように見せられたために作られた。


ドライブインのバス50台停めれるであろう駐車場。
オフシーズンのため除雪していない一角にそれはあった。

少ない雪の上には最近のものではない2人の足跡が神社へと続いていた。

カニの形をした祠に、鳥居が並ぶ光景は他に例を見ない独特のものがある。

蟹供養のほかにも、交通安全、家内安全、大漁など由緒があるみたいである。僕たちも蟹を食べれることにに感謝しなくては。

2001年2月訪問

2011年現在、残念ながらこのドライブイン「長万部市場」は閉店したようで、その敷地にあった神社は現存しないようです。壊す際はお祓いちゃんとしたのでしょうか?





川の科学館

石狩川流域のほぼ中央滝川市、そこにあるのは水と親しみながら川について学べる科学館。

駐車場から建物までには、神威古潭から日本海までの1000分の1縮尺の石狩川模型があり、本流は掘り込んであるが、中流部の三日月湖はコンクリートにペンキでただ表記されているだけで、一瞬何の溝なのかわからないのだ。

そして、この模型は石狩川を再現しているゆえ、かなり長いのである。

館内1階は、石狩川に住むイトウ、ヤマメなどの淡水魚や、過去に住んでいたとされるチョウザメ等の展示されたミニ水族館となっている。
2階は、豪雨体験ゾーン(透明トンネルの上からシャワーのため、濡れない)やボート漕ぎ競走等、水、川、治水について勉強できるのである。

2002年7月訪問


淡水魚のイケス?


河口から層雲峡までのレース




看板の道

 丘の町美瑛。季節を問わず、十勝岳、旭岳の山をバックとした素晴らしい景色が広がり、レンタカー、大型観光バスがこの地を訪れる。
 美瑛川の河岸段丘の片隅にある小道には、白樺や他の木に看板、使われなくなった標識が約100mに渡って展示?されているのである。


2001年7月訪問?



 看板の始まりの場所には石を積み上げたお墓?らしき物がある。そこには何故だか「山田洋二監督学校Uロケ現場」と書かれた看板があり、不思議光線が出ているのである。



 看板には「SONY」「コカコーラ」「郵便切手」「タバコ」、お酒の銘柄、工事現場のありがとうございましたと頭を下げているイラストなどバラエティー豊富なのである





北島三郎記念館

北の玄関口函館。国鉄青函連絡船時代には、いくつもの出会いと別れを繰り返したドラマを演じるこの地に日本を代表する演歌歌手北島三郎記念館がある。

入場料を払うと、館内案内の若いお姉さん(おじさんもいるらしい)がマンツーマンで説明してくれる。これは結構照れるよ〜、中年のエロオヤジには堪らないでしょう。下手なおねーちゃんのいる店よりも良いかも…?。

エスカレータを上り2階へ行くとヒストリーゾーンなる、高校生の通学風景、歌手を夢見て北海道を後にしたときの青函連絡船、渋谷の流し大ちゃん、などなどが演出されている。高校時代のエピソードとして海で溺れている子供を助けた話を若いお姉さんがしてくれたけど、その話を知っているよって言ったら、今までのお客さんで僕ぐらいの年齢でそのことを知っている人はいないらしくてちょっと驚かれたよ。

そして40年間にわたる大量のシングルジャケットの展示、サブちゃんの持ち馬キタサン○○のコーナーを見て、若いお姉さんとサブちゃんファンのおばちゃん軍団は本当に嬉しそうなんですよなどと雑談をしながら再び3階へエスかレターを登ると、この館内の目玉「北島三郎オン・ステージ」が待っている。特別公演のフィナーレを再現したサブちゃんの精巧な等身大フィギュアが「まつり」を大熱唱。唄を聴き終わると、シアターを出たところに等身大のサブちゃんのブロンズ像が握手を求めてくる(笑)。粋な演出だね。

1階に下りてお姉さんとお別れして1人でサブちゃんショップを見てみる。紅白のとき着ていた衣装、カラオケ3D映像でサブちゃんとデュエットしてビデオに収録できるコーナーなんかもあり、サブちゃんファンには夢のような場所なのである(空いているのが悲しいけど)。そして帰路につこうと館内を出ようとしたら、先ほどの若いお姉さんプラスもう1人のお姉さん(こっちも若い)が、なんとお見送りしてくれたよ。これまた照れちゃうよ。クルマが記念館敷地か出るまで手を振ってくれたんだよ。

2003年4月訪問



高校時代のサブちゃん



大量のシングルのジャケット



サブちゃん「まつり」大熱唱!!



等身大サブちゃんブロンズ像



サブちゃんショップ内の紅白衣装



お見送りはスタッフが2人も!!




五稜郭タワー

五稜郭は、わが国最初の開港都市である函館と、蝦夷地経営のために徳川幕府が建設した、日本初の西洋式城郭。

五稜郭タワーは、星形の五稜郭を展望台から眺望して、幕末と五稜郭の歴史を紹介することを目的に、五稜郭築城100年を記念して、1964年12月1日(昭和39年)に開館した。
現在のタワーは、2006年4月1日に開館した、2代目の塔であり、高さも大きさも、大きくなっている。旧タワーは4月から6月の間に解体されてしまった。

訪問したの丁度2代目が開館した2006年のGW。丁度取り壊す前の旧タワーが残っているときのもので、大きさの違いがわかるかと思う。旧タワーも過去にのぼった記憶は有るが、残念ながらその中、景色は記憶に残っていない。



高さ大きさの異なる新旧タワー



新タワーから旧タワー解体現場を見る



強化ガラスの床で展望台の真下が見える

 
展望台の高さ、旧タワー 45m、 新タワー 90m(展望台は2階構造)で、エレベーターも1台から2台に増えて大人数に対応出来るようになった。全体の高さはそれ以上です。

入場料金も旧タワーは630円だったのに対し、840円となった。

2008年10月再度訪問した際には、当然ながら旧タワーはなく、そこにはアトリウムが出来ていた。

五稜郭タワーは、函館観光のメジャースポットになり、修学旅行生から海外の団体旅行客も多数訪れていた。

1階の売店は修学旅行生が群がるお土産屋さんが印象的。チケットを購入して、90mの展望台(展望2階へエレベーターであがる。

展望2階には、五稜郭の1/250の復元模型があるが、展望台からは高さを生かした旧タワーでは見られなかったような五稜郭全景が見られる。そして16種類ある五稜郭にまつわる精巧なジオラマもあるが、こちらはあまり興味を持って見ている人は残念ながら少なかった。



五稜郭全景、カメラに映りきれない



16種類ある五稜郭にまつわるジオラマ



展望台から海側を見る



ブロンズ座像「土方歳三之像」

 
また、五稜郭を語る上には欠かせない人物「土方歳三」のブロンズ像があり、修学旅行生が並んで撮影していた。修学旅行生を見ていると、2008年でデジカメもだいぶ普及しているであろうが、映るんです系の使い捨てカメラを利用している学生が多かったのが印象的であった。

展望1階におりると、カフェや売店、そしてこういう施設には欠かせない?コンピューター 「手相占い」がある。

展望1階の目玉は、床が強化ガラスになっている場所があり、展望台の真下がそのまま
見えるのである。なかなかスリルのある場所なのだ。その名も「シースルーフロア」。
展望台から降りるエレベーターはこの階から乗り、レストランのある2階に下りるようになっている。

右写真は、旧タワーがあった場所はアトリウム



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