酪農と乳の歴史館
札幌市の苗穂にある雪印メグミルク工場がある。敷地に入ってすぐのところには、酪農と乳の歴史館(旧名:雪印乳業資料館)がある。残念ながらフラッと見学することは出来ず、電話予約のみで見学することができる。
この施設は、雪印の創業50周年記念事業として1977(昭和52)年に開館。開館して間もないころにうる覚えながら訪問したことがありそれ以来の訪問となった。
2012年5月訪問
建物の入口で受付をすませ、右側の見学者用入口で館内へ。
館内に入り、PR室で見学コースが始まるのを待つ。
そこにあったテーブルは、六角形で雪の結晶、そして椅子を合わせると雪印のマークになっていたが、気が付く人はいるのかな?
そしてその部屋の隅っこには、ミルカー(搾乳機)がさりげなく飾ってあった。
定時にり、案内の方が来て見学が始まった。
奥の通路を抜けると、建物の反対側の正面入口前につながっており、ここから展示物の解説が始まった。
入り口横にはバターチャーンというバターを作る昔の機械が展示してあり、その横の階段を上っていく。ここにはカウベルが沢山ぶら下がっていて、ここ迄が撮影可能。
2階の歴史的な乳製品を作る機械や、製造過程を示したミニチュア模型が並んでいて、説明してくれる。ただしざっくりなので細かくは見ていく時間が正直ないのであった。撮影もさせてほしいというのが本音。
このあたりの様子はオフィシャルなページに一部載っているのでそちらを参考にしていただきたい。
3階もあるが、こちらは酪農の始まりや雪印の歴史の展示があり興味深いのだが、こちらは別コースとなり見学はできなかった。
歴史的なものを見た後は違う建屋に入り、一部生産ラインの工場見学できる場所の一角に勝源神社が建立されていた。
神社のみ撮影してもよいが、生産ラインは撮影禁止となっていた。
生産ラインではメグミルク牛乳の1L紙パックが見えた。
勝源とは、カツゲンという北海道限定の乳酸菌飲料があり、名前にあやかって受験生やスポーツ選手のゲン担ぎで飲まれていることから2005年12月に鎮座祭が行われ設置されたとのこと。
現在の勝源神社は、PR室に移転され、訪問しやすくなったようだ。
参拝が済んで、また移動となり、建屋と建屋の間の連絡通路には、雪印グループのチーズやバター、乳飲料やヨーグルトなどの主力商品の展示のほか、海外に輸出している粉ミルクとマーガリンなどが並んでおり、グローバルに展開していることを知ったのだった。
また、チーム雪印メグミルクの(スキー部)に関する展示もあった。長野オリンピックで金メダルを取った原田選手のスキーや関連写真が展示してある。
この展示の先で、休憩スペースで牛乳の試飲とチーズの試食をしてここで見学コースは終了となる。
そこには「メグミル」という8歳の牛乳が大好きな女の子がガラスケースの中に・・・。彼女がメグミルクの普及活動に参加していることを知って見学は終了となった。