白樺並木道を抜けると大パノラマ
 
 

 帯広市街から北に約10キロ強走ったところに十勝牧場(旧:十勝種畜牧場)がある。国営から独立行政法人となって現在に至っているこの牧場は、明治43年からの歴史がある。


 道道133号音更新得線を音更市街からしばらく走ると正面に白樺並木が現れる(1)。道道自体がもともとこの白樺並木へ通じる道だったようである。白樺並木は約1キロちょっと続くのであるが、本当に見事な並木である(2)。
 並木が切れたら左折し、とても走りやすい広い砂利道を進む。もともと、農林水産省の管轄だったためか、道路状態は良好である(4)。
 (4)の写真の右側はパンケチン公園という名の河畔の緑地である。

 (4)の道路を1キロほど走ると右折する。一部にコロニーが形成され職員住宅が集まっているところもある。右折した道を走ると牧草地が現れる(6)。そして正面にサイロが2基見えてくる。路面状態はとても良い。(路面が良くても牧場内であるため、スピードの出しすぎに注意)

 サイロの前で左折し牧場内を走る(7)。正面に大きな「夫婦柏」と呼ばれている2本の柏現れる。ここから道幅はやや狭くなるが、すれ違うのも苦ではない道である。丘を駆け上るとそこに展望台がある。上りカーブを抜けて展望台の駐車場の入り口で、正面に日高山脈が視界に入り、とても景色が良いので思わず「おお〜」と声が出てしまった。


 展望台は丘のテッペンと言うわけではないので、南側の景色がやや見れないが、ほぼ360度のパノラマが広がっている。訪問時は、春霞のなか西に日高山脈の雪山が遠くに見え(13)、北西から北にかけて牧草地の先に上士幌の山々が近くに見えた(14)。東側は牧場が見渡せるが(11)、西側の景色がとても素晴らしかった。
 駐車場には、ひと昔の農耕馬に付けて使う農機具が展示してある。

 訪れる人はそう多くないのでは?
 今回は5月で新緑前だったが、白樺並木は6月初旬くらいが気持ち良さそうだ。

路面★☆☆☆☆
景色★★★★★

2004年5月初旬訪問

※このドライブは、えのぺーじ」さんの協力により成り立ちました。



(1)十勝牧場入口



(2)白樺並木が迎えてくれる



(3)並木が途切れたら左折



(4)走りやすいダート



(5)パンケチン公園



(6)牧草地とサイロ



(7)道沿いに並木



(8)夫婦柏、大きな柏



(9)柏の木を過ぎると緩い登り



(10) 展望スペースが終点



(11)来た道を見る(東側)



(12)昔の農機具の展示



(13)日高山脈(西側)



(14)東ヌプカウシヌプリ(北西側)


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