宗谷丘陵 道道889号


道道889号上猿払清浜線は、猿払村上猿払と小石付近そして、稚内市の宗谷丘陵の一部区間のみが完成しているが、工事中止となったっため、今後これ以上の開通予定はない路線である。これ読むと強引な理論で計画されたのですね。

そして今回紹介する区間は、2005年6月に走行したのだが、民家もなく、地名もないような地帯であった。

さて、その年、そして翌年その翌年と、ツーリングマップルには未開通の点線区間として記載されていたと思われる(しばし購入していないので定かではない)。ただ、今は道路地図帳を販売していないゼンリンの道路地図では2001年のものでは完成になっている。当時札幌に住んでいた私としては、北の辺地の道路、あまり興味はない区間であった。


宗谷岬の、台地の上(1)から南下する市道を走って行き、戦争遺跡(2)が牧草地の中にたたずんでいる。
道道889号にぶつかり、ここを左折していくのが今回紹介する区間。右折すると宗谷丘陵に牛の放牧、そして宗谷海峡が見えるロケーションの道である。
左折して南下する道は、周氷河地形を走る道で、約1万年前まで続いた氷河期の名残の緩やかな丘陵地帯である。



(1)



(2)



(3)

 
起伏のある丘陵地帯は(3)、民家は一軒も存在しない無人地帯だが、走った時は風力発電の風車の柱を建設中であった(4)。

風車の柱群を過ぎると、手つかず?の周氷河地形を見ることになる(5)。
しばらく走り、周氷河地形が途切れる辺りで道路沿いは一部植林なんかもされているたりする(6)。



(4)



(5)



(6)



(7)



(8)



(9)
 
やがて正面に橋梁が見えてくると(7)、この道はT字路になっている(8)、(9)。
(7)で見える橋は、道道1077号稚内猿払線のものである。
(8)では、道道1077号の左折側は工事中で通行できない状態であった。
(9)の黄色い矢印の先に道路が延びる予定だったが、工事は行われない。現時点でこの道路を利用する車は1日何台いるのだろう?。

  

路面☆☆☆☆☆
景色★☆☆☆☆
走った時は天気はパッとしなかった、ので、晴れていれば景色は良いのかもしれない。

冬場の日本海側の国道が閉鎖された際の迂回路なはずなのに、冬季閉鎖な道でもある。ま、完成していないからそういうことなのでしょう。

2005年6月走行

この後、右折して1077号へ進む



こんなところ走りましたに戻る