ここでは十勝川河口の東側の浦幌町の海岸線に沿う、十勝太と昆布刈石の間の砂利道と、その先にある道道1038号直別共栄線の厚内トンネルを紹介する。 十勝川の河口側の十勝太では今回紹介する道と平行に国道336号の工事をしているので国道が完成すれば、今回紹介する道は廃道となり、この道を走れるのも時間の問題であろう。十勝太からは、工事している国道の道、ロラン局へ向かう道、海岸線に降りる道があるので部分的に4本の道が平行に走る(1)。道は海岸段丘の縁を通るので眺めが良い。(2)は十勝太方面を眺めるビューポイント。 さて、この道にも旧道があるのである。これは海岸段丘の下の海岸線に沿った場所にある。(1)で海岸に降りていく道を行けば、旧道に出ることが出来るであろう。この浜辺の旧道は、明治時代根室と苫小牧を唯一陸路で結ぶ道「自根室至苫小牧道」(ねむろよりとまこまいにいたるみち) であった。厳密に言えば明治の道では無く、それに沿った道といったほうが良いであろう(参考図書:北海道隠れた風景)。(3)の中央の草の生えていない部分、(4)の砂浜が歩く道なのであろう。 この道の途中には、パラセーリング?の出来る場所(5)があり、ここも景色が良い。黄金の滝と表記された場所もあるが、訪問はしていないが他のサイトや先ほど紹介した本ではどうも名前負けしている滝のようである。 そして正面が開けた景色になるとそこは昆布刈石展望台がある。展望台と言っても、駐車場が整備されているわけではなく、道幅が広くなって駐車するスペースがあるだけである。そんな展望展望台だが、TOPの写真を撮ったとき(7月後半)のように快晴ならば素晴らしい景色なのである。まさに知る人ぞ知るって言う展望台なのである。 |
(1)4本の平行する道路 |
(2)緩やかな坂から絶景 |
(3)古(いにしえ)の道T |
(4)古(いにしえ)の道U |
(5)海岸線も綺麗だよ |
(6)展望台からの景色 |
(7) 6の拡大 |
(8) さらに拡大、おっトンネル! |
何故だか、ここの雰囲気は古き良き北海道って感じがするである。子供の頃、家族で北海道を巡ったときような不思議と懐かしい気持ちにさせてくれるのである。 (6、7、8)の写真は展望台から見た、見かけの半島部分に近づいていった写真である。(8)が巷で大人気?の厚内トンネルである。 展望台からは、道はきついヘアピンの連続で下る(6)。そして道道1038号に出る(9)。そこには高さ制限を示すバーが付けれれている。まるで何かのレースのゴール板のようにも見えるのである。高さ制限バーをくぐり、やがて狭い厚内トンネルが現れる。実はこの道も現在かなり内陸を走る国道38号の旧道なのである(鬼峠様からの情報)。国道だったからこそトンネルがあったのである。しかし狭い。
|
トンネルの横には(8)の写真ではトンネルを通らないで見かけの半島部分を海岸線に沿って抜ける道らしき跡があるようにも見える(実際そう見えるだけなのかもしれないが)。たまたま写真を撮っていたら対向車が来た(10)。(11)の写真では出口の向こうに海が見える。そしてトンネルを抜けると反対側にもゲートがある。そしてその横には海岸線へと下りる道が通行止となっていた。 ここから道道は海岸線に沿って走る快走路なのである。またトンネル出口付近に土柱群があったような…(写真は無し)。今度訪問するときは写真を撮っておこうっと。
路面★★☆☆☆ 景色★★★★★
2002年の7、8月の訪問 |
(9)道道1038号に出る |
(10)狭いトンネル |
(11)トンネル正面 |
(12)反対側の入口 |