北部軍司令部防空指揮所


 
    特異的コンクリートの建物      色褪せた月寒送信所の字



劣化したコンクリと鉄筋


 
窓はアルミサッシだが、雨戸は現役時代のものか?
2階には戦後?建てられたと思われる小屋がある

  
裏には年代物の車庫?なにぞやの格納庫?


1943年(昭和18年)に札幌絵の空襲に備えて完成した北部軍司令部で、当時の最新式の無線通信機器を駆使し、道内から樺太、千島までに展開する各部隊から伝えられた戦況を分析しながら作戦を指示。

建物は地上2階地下1階、一部吹き抜けの鉄筋コンクリート造りで、大型爆弾による空襲にも耐えられるよう、天井の厚さ、1階の壁は約1メートル強もある。戦時中は黒く塗られ、偽装の土が盛られ草が茂っていたという。

終戦後、米軍に接収され、のちに自衛隊札幌駐屯地の月寒送信所として使用されていたが、2007年度解体工事開始。

撮影日は2005年6月




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