いなせレジャーランド

道東屈指の観光都市弟子屈町、屈斜路湖畔にいなせレジャーランドはある。いや、有ったという表現も正しいのか?、一部は残っていると言ったらいいのかな?訪問より約8年年月が経っているので、当時の記憶を呼び起こして書いているので忘れていることも多々あるが報告とする。

道路地図を見て、訪問したのは2002年9月。手持ちの地図にも記載されているスポット。INASE LEISURELANDと書かれている三角屋根の建物に近づくと、温泉利用は近くのまつや旅館を利用してください、というような内容の張り紙がしてあって閉鎖されていた。玄関内には入浴券を買う自販機も見えた。この建物が温泉施設だったのであろう。
訪問時は、熱帯風呂があるという知識もあり訪問したので、中に入りたかったので残念だったのは覚えている。

この三角屋根の手前の片屋根の建物は、見るからに古く、多分温泉施設よりも前に閉鎖されている感じにも見えた。2年後に手前の道道から眺めたら、こちらの建物の屋根が抜けていた。

1枚目の写真の左側はトイレ。一昔前の大きめのトイレ。昭和50年代は、きっと観光バスの休憩場所でもあったのだろう。



 



 



 

ちょうど、温泉と、片屋根の建物の間には、レジャーランドの敷地が広がっていた。

進むと、トリム広場とある。何棟かの温室が並んでいる。オープンしていた頃は、北海道でも珍しい南国の植物がみられたことでしょう。しかし、温室のガラスも割れており、内部は南国にはあまりなさそうな雑草が変わりに生えていた。

少し進むと展望台1キロとか書かれているが、上の写真の小山を登るのであろうか?屈斜路湖の良い景色?なのかしら?。



 



 



 



 



 

 
展望台の案内の後ろには、「原生花園」書かれたエリアがある。現在は本当に荒れるがままの原生花園になってしまっているようで立ち入るのもままならないのだが、ここが元気なころは、きっと北海道の花が咲き乱れていたのかもしれない。

原生花園を過ぎると、そこにはこのレジャーランドの目玉であろう遊具施設コーナーとトリムコースがある。ランドの中ではかなり新しいアトラクションのようだが、以前は何があったのだろうか?



 



 



 



 

遊具施設は、立派なすべり台から、小さいすべり台まで。ジャングルジムにもすべり台、滑り台のついたもので7つ。その他雲梯、鉄棒、回旋塔などもある。

トリムとして滑車を持って滑るやつとか、木馬など、それから写真見ても思い出せないモロモロの施設がある。

この遊具施設で引き返し、原生花園の反対側へ行くと、舟があった。

また何の施設だかわからないが草むらの中に有る建物。水路のようなものもあったような記憶。最初にも書いたように8年前に見たものを思い出して書いているので、もう記憶があまりないので…。

レジャーランドの施設はこれだけではない。


道道を北に向かうと、いなせレジャーランド 鹿苑荘

酒、ビール、ジュース類 自動販売機 24時間営業

と書かれた入口がある。



 



 



 



 



 

 
案内に沿って入って行ったが、残念ながらこちらも、閉鎖されている。

鹿苑荘と書かれた建物は、案内図の中央の建物で食堂、売店、宴会場と書かれている。

コテージタイプの宿泊所のようで、何棟か建物が並んでいる。自炊までできたのであろうか?。案内図の表記の芝生は雑草が生い茂っている。

昭和46年発行の道路地図には、すでにいなせランドという表記があるが、この宿泊施設は、雰囲気的にそれ以前から有る感じだ。
閉鎖はしているが、子どもの声が聞こえ、生活感があった。全体的な規模は空中写真でどうぞ


鹿苑荘の前の道道をはさんで、屈斜路湖の遊覧船乗り場とキャンプ場がある。

キャンプ場は有料で、キャンプ場利用者用の露天風呂があった。
現在検索すると2010年現在閉鎖されている可能性が高い。

キャンプ場の奥に遊覧船乗り場がある。

入口に書いてある、遊覧船はその名も、快速艇 トムキャット。



 

トムキャットのポスターには、黄色いボート。トムとジェリーのトムの出来そこないのようなネコのマーク。
トムキャットの字体もトムとジェリーっぽいのだ。検索したが、残念ながら何も出てこなかった。

ただし、遊覧船乗り場にはその船影は無く、普通の遊覧船が停泊していただけだった。訪問時、ポスターの料金表が黒く塗りつぶされていたので、既に存在し無かった可能性もある。



 



 



 

そういえば屈斜路湖のクッシー、最近は目撃情報寄せられているのでしょうか?

2002年9月訪問、現在は、一部の施設が倒壊して撤去されたという以外、どのような状態なのか判りません。







白い巨塔、平和の塔

平和の塔

日本で一番朝日に近い街、そしてサンマとエスカロップの街、根室。北緯43度23分07秒、東経145度49分01秒に位置し、本土最東端の岬の納沙布岬からは、歯舞諸島の貝殻島や水晶島、そして国後島等の北方領土が見ることが出来る。

その納沙布岬のすぐ近くにはそびえ立つ白い巨塔があり、根室市街から納沙布岬に向かうと高い建物はこれしか無いので、灯台よりこちらの塔のほうが目立つのである。そしてそれが「笹川記念 平和の塔」である。
平和の塔の建物の右側には、WHITE COUNTYという名の閉鎖された謎の施設?レストラン?(かに定食専門とも入り口に書かれている)があるが閉鎖されている。

 
入場料900円を払い館内に入ると、エレベーター前に、平和の塔を模した輪投げが休憩用テーブルの上に空しく置いてあった。

エレベーターは2基あるが、一台は電源が停止されているようだった。エレベーターに乗って高さ約90mの展望台まで上がるが、エレベータ内の階数表示を見て唖然とする。90mの高さだけど4階建て。外見から4階建てとは絶対思えない(笑)。

展望台は3階4階と展望施設が2層あるが、必要性は無いと思うのだが…、もし1層だったら90mの高さで3階建てとなってしまうのか?、などとどうでも良いことを考えながら360度の展望を楽しむ。ここからは北方領土が良く見えた。

展望台からエレベーターで2階へ降りると、薄暗く明かりのついていないところに「ミステリアスランド」矢印と塔と恐竜?と深海魚?の絵の書かれた案内板がエレベーター前にある。
矢印の方向へ向かうと、「ボォ〜」と霧笛の音が鳴り、ナレーションが自動的に流れる。

「本日は、納沙布丸に御乗船いただきありがとうございます。これから、恐怖と道の世界への旅立ちでございます。どうぞ気をつけて無事脱出されることをココロよりお祈りしています。では、いってらっしゃいませ。」

う〜む、ミステリアスを期待させるナレーション。早速、納沙布丸と書かれた入り口を入る。すると北方領土の暮らしの写真があって、その向かいには貝殻島昆布漁と書かれた船の模型がある。ちっともミステリアスじゃないじゃないか…。

そして、その奥にはタイムトンネルと書かれた暗闇が広がっていてミステリアスを期待させてくれる。



空しい輪投げ



展望台まで4階建て?



展望台から見る納沙布岬



ミステリアス



納沙布丸と書かれた入口



北方領土の写真の展示の奥は…



ミステリアスな空間



シュールリアリズム!!



深海魚が…



”じゃじゃ〜ん”と飛び出る



怪しい鳥が飛び回る

早速進むと、ミステリアスな空間が…。何を訴えたいのか解らない動物の骨をあしらったオブジェ、そしてその先には近づくと深海魚が飛び出てくるカラクリと、鳥だか恐竜だか解らない怪鳥がこれまた近づくとクルクル回るカラクリ。入り口にあった看板の絵とはかなり違うような…。



なぜくまさん?



そしてあっけない出口


そして怪鳥の先には、ホノボノとしているけど怪しい感じの夫婦の熊のヌイグルミが、ソ連から北方領土を、吉田首相(確か)とどうたらこうたら…と語り始めるのである。そしてその先の赤い暖簾をくぐるとミステリアスランドは終わる。
ミステリアスランドというよりは、シュールランドと名付けたいところだ。
出口のそばには、テレコムオホーツク準備室と書かれた怪しい部屋もあったが、いったいどんな施設なのかは謎。
そして階段で1階へ降り、寂しい品数の売店をぬけると建物の外に出る。

2003年9月訪問



どんな施設なんでしょう?




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