我楽古多博物館



国道5号線にある案内
 

道内有数の観光都市となった小樽。その小樽の観光地エリアからやや離れた奥沢十字街付近の国道5号線に私設博物館「我楽古多博物館」と書かれたトランペットが付いた案内板が出ている。

そのすぐ先の「老松」(窓には老松会館)と書かれた建物が博物館で、軒先には錨や灯篭などが陳列されており、ガラクタの類が館内にたくさんありそうなことを思わせてくれる。

建物に入ると、人力車があってその横に陶器製の酒樽などがあり、それらを見えていると館長がやってきて館内の陳列物を解説してくれた。入口周辺には火鉢、古いビール瓶などなど、個人的には、千秋庵の「山親父」の型、ガラナの古い瓶が気になった。

館内の奥に進むと、タンスに閉まってある着物などを見せてくれる。そして2階部分へ案内されると、カメラや映写機の並んだ一角へ。ここでスライドプロジェクターで一昔前の雪まつりのスライドショー、立体像が見える子供向けのスライド装置などを見せてもらう。映写機用炭鉱フィルムなども置いてあり興味深いがこちらは見ることはできなかった。
 

そして古いステレオでレコードをかけてくれBGM付きで大部屋へ。大部屋では古本、日用品や器などが並べられており、それらは触って手にとって見ることができる。

中でも、旅館等で使われていた電話交換機の使用法を実演してくれた。

これらのガラクタは、館長が道内を仕事で回っているときに少しずつ買い取ったり譲り受けて集めてきたものを、定年退職後、それらを展示できたらいいな〜ということで現在の形になり、現在でも、古物を集めているそうだ。

また老松会館は、かつては割烹旅館(すいませんうる覚え)だったそうで、博物館のほか、2階の一部が「老松ホール」という貸しホールになっているとのこと。

最後に入場料600円を払って外に出た。

2007年7月訪問



建物も渋い老松会館



1階入り口付近



カメラ、映写機材の展示



2階大広間


レトロスペース坂会館

北海道では誰もが食べたことがあるアルファベットの塩味のビスケットやラインサンド。それを作っているのが坂ビスケットである。

その工場は札幌市の西区旧5号線沿いにあり、いつもビスケットのいい匂いが漂っている。その工場の一画には、現代から過去へトリップ出来るレトロスペース坂がある。

中に入ると、ガスマスクや革の下着などが出迎えてくれるが、その先には昭和初期の綺麗なミシンやタイプライターなどの古物が所狭しと並んでいる。見学していたら、坂館長が出迎えてくれいろいろと説明してくれ、ゆっくりしていってくださいと言われる。

もともとレストランだったスペースを使っているためカウンターがあったりし、奥に進むと平凡や、切手、切符などのコレクションが展示され、壁にはよくもまあこれだけ集めたなあと感心するくらい年代物の女性のグラビア写真が綺麗に並んでいる。

館内をさらに巡ると階段下のスペースに昭和初期のエッチなセクシー下着が展示してある。これも一見の価値がある代物であり、館長曰く「このような日の目のあたらない恥部とされるような文化がこそ後世に残さなくては…」みたいなことをおっしゃっていた。また、これらを入手するのは困難を極めていた話をしてくれ、また値札も当時のままついているものがあり今でも結構いい値段だったりするので、物価の安かった時代の物珍しいセクシー下着は貴重なコレクションである。

最後に館内は無料であるが、札幌市内のスーパーには売っていない美味しいクッキーやビスケットが売っているのでそちらを買って帰ることをお奨めしておく。もちろんA字フライやラインサンドもね。また、ラインサンドの形をしたキーホルダーが売っている。

私事であるが、ここは高校の通学路上にあり、当時はコレクションの展示はしていなかったことを付け加えておく。

2002年11月訪問



旧国道沿いの坂会館



古物が所狭しと並ぶ



平凡、切手、切符などのコレクション



年代物のグラビアが並ぶ



せくしーな革の下着



セクシー下着の陳列ゾーン



旧国道側陳列スペース



陳列物が一部外から見える




稚内青少年科学館

稚内市は大きな岬が2つある。そのうちの夕日が綺麗なノシャップ岬には、科学館と水族館がある。
科学館はプラネタリウムと展示室があり、展示室には南極観測の資料や南極での生活、砕氷船の模型がある。その一方で子供が科学に親しめるような歪んだミラーや、滑車、ボートこぎ競走、フライトシュミレーター(故障中)などがある。



稚内から利尻、礼文まで競走する。
この地ならではのレースなのだ。



地元の子供たちは見飽きているのか
資料的には凄いのに人気がない。


ノシャップ寒流水族館


日本最北の水族館。入場するとペンギンとアシカが出迎える。館内に入ると寒流の海中生物を集めているので、蟹、ウニ、タコ、北海エビなど食卓に上がると美味しいモノが水槽にいる。そしメインのて回遊水槽には、ホッケ、ソイ、ヒラメなどが優雅に泳いでいる。これらは巨大な生簀(いけす)意外何物でもない。
そんな中ウーパールーパ−やピラニアなんかもいたりする。
水族館の外はノシャップ岬の土産物屋が軒を並べ、水族館で見た蟹がそのまま売られている

2002年5月訪問



水族館とその奥に科学館。
さらに後ろにノシャップの灯台。



水槽の中にたくさん並ぶホヤ。
他にも蟹、ウニ、ナマコが…美味しそう。



戻る