幌舞駅

北海道のほぼ中心にある南富良野町。
南富良野の中心地近くにある幾寅駅は、高倉健主演映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケで使われた。
幾寅駅は、映画の中では幌舞駅となっており、ロケ後、映画ロケセットや映画のために古い車両キハ12系に見えるように改造されたキハ40系が約半分の長さで保存されている。


駅舎は、幌舞駅となっていて、申し訳ない程度に幾寅駅と書かれている。

中に入ると、ぽっぽやのロケで使われた主演の高倉健さんが着た衣装や映画の一シーンの写真等が展示されている。



映画では、終着駅の設定だが、根室本線の途中駅であるので線路は続いている。
もともと開業当時は駅舎は現在の反対側の南にあったとのことで、ストリートビューでそのあたりを確認すると、その名残なのか町道の幾寅停車場線と案内板がある。


外には、撮影に使われたロケセットと車両の展示があり、内部には出演者のサインが飾られていた。


訪問時は列車の塗装と駅名標が色あせていたが、常に整備されているようだ。



ぶつっと切れているのがちょっと残念な感じはあるが、保存するための車両の運搬費などを考えればこれで良いのだろう。


展示されている車両が現役の時2002年に、一度だけたまたまこの車両に乗る機会があったが、内部はいたって普通列車の車内だった。


2008年7月訪問
2018年1月現在では、先の2016年8月の台風10号の大災害により、根室本線は不通となり代行バスが富良野方面と新得方面を結んでいる。

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