h 続く 農道


 槍昔(やりむかし)、根室市の西部、風連湖に半島のように突き出した地形の地。

過去に、槍昔の風連湖の対岸の走古丹を走ったことがあるので、その反対側の地にも行ってみようというのが趣旨である。この道の存在を教えた頂いたスペシャルナビゲーターの氏が同行してくれた。

根室市街方面から国道で釧路方面に走り、新酪展望台を過ぎてすぐの所に、「新酪農村 入植地 湖南・槍昔」の案内がある(1、2)。

国道から農道になるが整備されており、快適な道である。農道に入ってちょっと行くと(3)の案内板があり、槍昔は遠いことが良くわかる。

景色は(4)のように牧草地の中を走る。民家も殆ど無い。5キロほど走るとT字路で右折(5)。余談ですが、2005年度版のツーリングマップルでは道は記載されていないが、94年度版を見ると…、不思議ですね〜(笑)。

再び、緩やかなアップダウンの牧草地や未開発の原始林の中を進み(6)、また右折(7)。そしてまたまた牧草地を走る(8)。舗装路なのでついついアクセルを踏んでしまう…が、たくさんの鹿の群を見ると(9)、道路への飛び出しが怖いので、気持ち慎重な運転を心がけた。

やがて右カーブになって視界が開けると、遠くに風連湖が見える。日が傾きかけたことと、雲が出てきたことによって、写真では解かりにくいかな?(10)。単調な舗装道路、変化の無い景色のハイライトかも。

原始林の中、緩やかな下りが続き(11)、正面に民家が現れると、そこが槍昔の集落である。民家は、対岸の走古丹の集落よりもだいぶ小さめである。

今回は、スペシャルナビのえ氏が同行してくれたので、感じなかったが、もし一人で運転していたら、いくら舗装路とはいえ、この単調な景色の連続と、終点の目標も無く(カーナビ無しです)、不安になる道かもしれない。



(1)国道44号より分岐入口



(2)見にくいので拡大



(3)ちょっと走ると距離案内板



(4)牧草地を走る



(5)5キロくらいで分岐、右折



(6)原始林を突き進む



(7)2キロくらいで分岐、右折



(8)牧草地をひたすら走る



(9)牧草地にエゾ鹿の群



(10)大カーブから風連湖が見える


根室市街から約40キロ。買い物も大変だろう。

遠隔地の集落であるため、根室で選挙がある場合、投票所は5時で閉まってしまう。

槍昔会館という建物の横には、何故だか廃消防車が置いてある。ここで火事が起こった場合、消防車来るまで時間かかるから、もしかすると、ポンプ機能は動くように整備しているのかもしれない。

そして舗装道路はブツリと終わる(16)。ロープが貼ってあってその先には車は入れない。徒歩で進むとすぐ先は風連湖であった(17)。

対岸の走古丹は、すぐ近くだ(19)。

路面☆☆☆☆☆
景色★★☆☆☆
最果て度★★★★☆
(砂浜の道を行って突き当たりが海の走古丹と比べると最果て感は薄い)

2005年の4月30日の訪問



(11)こんな感じの道か続く



(12)民家が見えてくる



(13)風連湖畔に出る



(14)民家がぽつぽつと



(15)槍昔会館と廃消防車



(16)道路がブツリと終わる



(17)道路の先は風連湖



(18)後ろの風景



(19)北側は走古丹の砂嘴



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