秘湯川北温泉と謎の施設
(笹の沢林道と川北林道)






 鮭の町標津町の中心部から知床連山の南側の山の中に約25キロのところに川北温泉がある。今回、この地に訪れたのは標津町の隣町の中標津町に出向中の友人を訪問した際、どこか面白いところに連れってってとお願いしたら川北温泉を教えてくれ、友人の出張用スペシャルカー?で訪問することに決まったのである。
 2002年9月、中標津から道道774号から国道244号に左折して一路川北温泉へ。



快走路国道244号、あれ?

笹の沢林道
 牧草地の中を真っ直ぐな国道244号線を北西に向かって走り、山道になってきたら左手に「川北温泉」の案内標識が現れる(1)。
 ここから川北温泉までは笹の沢林道(名前はネットで検索)を案内板通りに5キロ走ると到着する。道は水溜りがいくつかあるボコボコフラットダートである(2)。
 川北温泉は、かつてこの地で温泉旅館を営業していたときの湯船を利用した無料の秘湯露天風呂なのである。
 朝8時に到着すると、この温泉の周りではキャンプをしている車が2台停まっていた。温泉は白く濁ったお湯で、湯船の底はゴミがたくさん沈殿していた。
 そもそも僕は、アトピッ子(アトピー性皮膚炎を持っている)なので温泉によっては目茶目茶痒くなることがあるので基本的には温泉に浸かっても体についた残り湯を洗い流せなければ入らないようにしている。が今回、入ってみたけれども何ともなかったのでアトピーに良いのかも?。でも温泉マニアではないので解りません。それから、夏の日中はアブがたくさん出るみたいなので注意が必要とのこと。

路面★★★☆☆
景色★☆☆☆☆



(1)写真の右側に案内板



(2)締まったダートに水溜り



(3)川北温泉は男女別



(4)旧旅館の風呂を利用
それなりに趣がある

川北林道
 川北温泉を後にし、100m戻り右折すると川北林道である(5)。この道は、山を抜け北4線という道路に出て川北の集落の近辺へとつながっているが、川北温泉への案内はこちらの道には表記されてなく迷いやすいので、川北温泉に行く場合は国道244号から行くのが良いでしょう。
 川北林道は、いきなり上り坂でかなり山を登るような感じで、しばらく走ると(6)のような景色であるが、特長が無いような気もする。峠を上りきって下りになると、NHKと書かれた小屋が現れ、道が分岐している(7)。
 これは山の頂上へつながる道で山頂にはテレビのアンテナ?にしてはでかい建物をみることが出来る。山頂へ行けば景色よさそうだな〜と思い、建物に向けて登り始める(8)とすぐに、ゲートが現れ進入できない(9)。しかもゲートの中へ続く道は舗装されている。レーダーは、対ソのための国防上実はとっても大切なものなのかもね。
 ゲートの横にものぼりの道があり入っていく。かなり砂利深く、心細い道(10)で一体どうなることやらと思っていたら、200mくらいで行き止まりだった(11)。
 (7)の場所まで戻って山を下り始めるとすぐ、切り開いた100×40mくらいの平地が現れ、(12)のような三角屋根の本当に小さい小屋が建っている。しかも、この建物の周りには有刺鉄線の低い柵があり、木の扉が設けられている。う〜ん、何のための建物なんだろう?謎だ。この謎の施設もレーダーと共に国防上重要なものなのか?。

 謎の施設を後にして、下り続ける。(7)からはレーダーまで大型の車が走れるようにか、峠越えをした道よりはある程度は整備されているダートである。
 が、しかし…。路肩が柔らかく崩落している箇所もあり、その周辺は地割れしている亀裂も何本かあり、危ないのである。でも、そんな場所でも(13)のように海を眺望できるので立ち止まりたい。
 山道が終り、直角に道なりに曲がり森を抜ける(14)と、(15)のような開放的なダートになる。窓を開けて走ると気持ちが良い。やがて北4線(16)に突き当たり林道は終わる。

路面★★★☆☆
景色★★★★☆
2002年9月中旬走行



(5)川北林道は峠越え



(6)景色良、道悪



(7)NHKの小屋



(8)山頂には防衛庁のレーダー?が



(9)レーダーまではゲート有



(10)路面はさらに悪い



(11)行き止まり



(12)謎の施設(小屋)が2つ



(13)根室海峡を眺望



(14)悪路っぽいがそうでもない



(15)森を抜けると開放的ダート



(16)道を曲がると良好ダート道


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