根釧原野は、昭和31年から始まったパイロットファームの着手(事業自体は離農が多かった)、昭和48年には農用地開発公団事業として大規模な開拓がされたが、河川や湖沼など一部開発されていない土地がある。その一部が、茨散沼と兼金沼である。

 国道244号を本別海から約5キロほほど北上した原野に「茨散沼」の案内板がある(1)。
 平坦な走りやすいダートで森の中を走り、1.5キロ程走ると(3)の光景がある。ここには車3台くらい止めれるスペースがある。
 湖面のそばまでいけるが(4)、茨散沼の周囲を歩いたりすることは出来ない。静寂な場所だね。
 また、沼の中には、抽水植物群が広がっていた。
 茨散沼につながる西丸別川を渡る辺りは、低層湿地が広がっている(5)。橋の付近は道幅が狭く、もし離合するのであれば路肩注意スポットである。

 (3)から約1.3キロで突然牧草地を縦断するが(6)、すぐ森となる。そして牧場が正面に見え(7)、広域農道にでる。
 道道364号もしくは兼金沼方面へ行くには左折する。


路面★★☆☆☆
景色★★★☆☆
2003年9月中旬訪問



(1)国道244号からの入口



(2)走りやすいフラットダート



(3)別海十景 茨散沼



(4)空が沼に映る



(5)唯一の橋の上から



(6)牧草地がある



(7)牧場が現れる



(8)広域農道に出る


 兼金沼に続く砂利道から広域農道を走り、道道364号にぶつかると、すぐ左手にも農道が分岐している(11)。農道から左折して道道を右折という形になる(11の写真の撮影方向と逆側から走ってくる形)。
 この道には、兼金沼の案内板が無い。というのも、兼金沼の湖畔に行けるように整備されていないからなのだ。訪問した2003年9月現在、ネット上でも行き方を明示したサイトは見つからないし、地図に道ないし、野生の勘で走ったよ(笑)。

 (11)の入口を過ぎてすぐのところに西別川の橋がある(12)。道なりに走って行く途中にも舗装されていない途中分岐がありかなり惑わされたが、入口から1.8キロ程走ったところに舗装路の分岐がある(13、14)。
 勘では左かなあって感じで左の道を行く。国土地理院の地形図にもない道であるが舗装されている。700m程走ると道は駐車スペースとも思える旋回場があって行き止まりであった(15)。
 行止りの先には廃墟があって、兼金沼へのアプローチ情報では、廃墟の先に沼はあるとのことなので、この先に兼金沼があるのか?無いのか?不安な気持ちにさせられたよ。
 廃墟までは藪が広がるだけだが(15)、僅かに人が歩いた形跡があって藪をかき分けて進んでいった。廃墟を回り込むと沼が見え(17)、沼までは歩いた形跡もなく、藪をかき分けて沼のほとりにたどり着く。(15)から100m無い程度なのでそんなに大変ではないよ。
 ハッキリ言って、茨散沼よりこちらのほうが良い景色なんだよ(18〜20)。あの水辺の感じは良いね〜。だけど、小さい虫が顔をめがけてたくさん飛んでくるので大変だったけどね。
 景色を堪能したあと、来た道を引き返しすことを考えると┐(゚〜゚)┌はぁ〜ってな感じになる(21)。
 廃墟内には小さくてすぐ沈みそうなボートが無造作に置かれていたが、昔はこれでジュンサイなんかを採っていたのかな?。廃墟は2階建だけど漁師小屋としては立派過ぎるし離農した跡なのか?。
 いずれにせよ、この廃墟が無くならないかぎりは沼辺までの道は整備されないでしょうね。


路面★☆☆☆☆
景色★★★★☆

2003年9月中旬訪問



(11)道道364号からの入口



(12)西別川を渡る



(13)分岐の標識



(14)実際はY字路



(15)行止り



(16)藪の向こうに廃墟



(17)廃墟を越えると沼が…



(18)兼金沼の眺望



(19)秘沼(ヒト−)かもね



(20) 19の拡大、対岸にサイロ



(21) 藪を引き返す



(22) 廃墟内にはボートがあった


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